私のあこがれの女性
私には、憧れの女性が2人います。お一方は美智子妃殿下、もうお一方は神谷美恵子女史(心理学者でハンセン氏病患者の心のケアに尽力した方。)です。神谷美恵子女史については後に書くとして、このお二方の生き方や文章は非常に優しく女性らしく凛としてたくましい。
私が「橋をかける」を知ったきっかけ
実は私がこの内容を知ったのは、1998年9月のことです。インドのニューデリーで開催された国際児童図書評議会第二十六回世界大会において、ビデオテープによって上映された美智子妃殿下の基調講演を見たことがきっかけで、この本の存在を知りました。
このスピーチは、美智子妃殿下の子供時代の読書体験をもとに「子供が本を通して学ぶ平和」について、美智子妃殿下独特の美しい文体で語られました。スピーチの内容、美しい日本語の文体、美智子妃殿下の優しい語り口、そのあまりの美しさに感動で涙が出てしまったような記憶があります。私の家にテレビを録画する設備がないことをとても悔しく思ったものです。
そして、そのスピーチに感動した方が多かったのか、しばらく後にその内容が「橋をかける」という題名で出版されました。私は、それを知ってすぐさま書店に向かったのでした。
「橋をかける」の素晴らしさ
この本では、「本」が与えてくれるものは、知識のみならず、喜びや悲しみ、心を動かされる体験や癒しなど、人によって様々であることが、分かりやすく説明されています。
美智子妃殿下が子供時代にどのような本を読み、どのように感じたか、ということが書かれていることも興味深いです。また、その読書体験がご自身の考え方にどのような影響を与えたかについても書かれています。
良くも悪くも、「本」は人間の人格形成に計り知れないほどの大きな影響を与えます。そういった意味で、人生においての「本」への親しみ方、たずさえ方を指し示してくれるこの本は、本当にすばらしいと本だと思います。
また、美智子妃殿下独特の優しく美しい語り口も是非楽しんでいただきたいと思います。
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